あの日の憧れを、
いま自分の手でつくる
二宮 香菜
2007年 入社
アフタヌーンティー・
ティールーム
エリアリーダー

最初の出会いは、アフタヌーンティー・ティールームが好きだった母に連れられて訪れた店舗。キレイな装飾や大人の女性に囲まれ、憧れるばかりだったという。その後、大学三年生の冬にアルバイトとして入店。卒業後もそのまま働き、2007年には正社員に、2009年には店長に、そして2016年にはエリアリーダーに登用される。現在は、店長とエリアリーダーを兼務しながら、三店舗をマネジメントする。

母に連れられて出会った、
憧れのお店

アフタヌーンティー・ティールームで働き出したのは、まだ学生だった頃の2004年。もう十年以上、経っているんですね! そんなに前だったんだとビックリしちゃいます。元々、ティールームへの憧れは母親譲りなんです。「すごく良いお店なのよ」と連れられて、初めて店舗を訪れたのが中学生の頃。当時はもう、「働きたい」だなんて大それたことは思えないような、ただただ憧れの対象として見ていました。素敵なお姉さんが働いていて、キレイなポットサーブにたっぷりの紅茶が入っていて、清潔感のある店舗で……と、まるで別世界のようなイメージを抱いたんです。それから先も、事あるごとにお店を訪れました。母と一緒に行くことも、もちろんありましたし、時には友人や一人で行くこともあったと思います。そうした中で、自然と「学生の内に、一度くらいはティールームでアルバイトしてみたいな」と思うようになりました。結果、念願叶ってアルバイトに採用して貰えたのが、2004年の1月という訳です。
大学を卒業したのは、2005年の3月。その頃にはもう、「もっとここで働いてみたいな」という気持ちを抱いていました。とはいえ、当時の雇用形態はアルバイト。正社員として就職してほしかった父は、やっぱり少し怒っていましたね。それでも、ティールーム愛の強い母の後押しもあって(笑)、そのままアルバイトとして勤務を続けることになりました。

「社員」という、
苦労とやりがい

状況が変わったのは、卒業して一年と少し経った頃。神奈川県川崎市に開業する商業施設内で新店をオープンすることになり、社員としてそこに行かないかと声を掛けられたんです。周囲にはアルバイトとして働く先輩方もいらっしゃったので、「なぜ、私?!」と戸惑うと共に、力不足じゃないんだろうかと不安にもなりました。それでも、頂いたチャンスを生かしたいという気持ちや、より幅広い場所で自分を試してみたいという想いもあり、社員として働くことを決めたのです。
川崎の新店舗へ配属後は、もうとにかく忙殺されていた記憶ばかりがあります。川崎に初めてできたアフタヌーンティー・ティールームの店舗でもあったので、いま思えばお客様の期待値も高かったのかも知れません。とにかく、毎日大勢のお客様が来店され、ホールを回すだけでも精一杯でした。もちろん、社員になったことで生じる過剰な気負いもあったと思います。「社員だから」「社員として」と妙なプレッシャーを自らに与えてしまい、思うように仕事ができていませんでした。当時の店長とはいまでもお会いすることがあるのですが、顔を見る度に「あの頃はすみませんでした……」と平謝りしています(笑)。

意思を受け継ぎ、
それを伝える

川崎の店舗から数えて五店舗目、現在は「アフタヌーンティー・ティールーム 伊勢丹立川店」で店長を務める傍ら、エリアリーダーとして異なる二店舗のマネジメントをおこなっています。伊勢丹立川店は、店長である私以外にも五名の社員がいる、比較的、社員数の多い店舗。そのため、私が他店舗へ行っている際も、それほど問題なく店舗を運営できます。エリアリーダーとしては、担当する二店舗に関するQSC(Quality・Service・Cleanliness)の向上や、店長のサポート、売上施策の考案といったことを中心におこなっています。時には一人のお客様として店舗を訪れ、そこで見つけた良い点や問題点を共有することもありますよ。自らが店長として働く伊勢丹立川店と同様、少しでも多くのお客様に満足して頂ける店舗になるよう、できる限り様々なことをおこなっています。
店長として、あるいはエリアリーダーとして、どんな関わり方をするお店にしても、欠かすことのできないポイントがあります。それは、教育。それも、「計画的な教育」です。アルバイト、社員に関わらず、時間帯の責任者を明確にし、それに向けた育成をおこなっていく。不在の際は、その間の状況を報告できるツールを使い、振り返りを欠かさない。どこの組織でもおこなわれているこうした動きの中で、一人でも多くのスタッフが責任とやりがいを覚えてくれることが、店舗全体の成長に繋がると信じています。
アフタヌーンティー・ティールームは、男女雇用機会均等法などがまだない頃から、意思ある女性たちが先頭に立って育ててきたブランド。だからこそ、性別や経験に関係なく、やろうとする想いを尊重してくれる文化があります。これから入る方も、ぜひそんな文化を肌で感じながら、やりがいを持って成長して下さると嬉しいですね。