一つ作業を覚える度に、
一歩、夢に近づいていく
内山 豊美
2015年 入社
東大島セントラルキッチン

小さな頃から、お菓子作りが好き。そのため、学校でも製菓を学び、卒業後も個人が営むパティスリーに就職した。ところが、その店舗があえなく一年ほどで閉店。新しい職場を探す中で、アイビーカンパニーが展開する東大島セントラルキッチンを知った。入社後は、二年ほど生菓子の調理を学び、現在は焼菓子を担当。仕込みや焼成といった作業を中心に、日々技術を磨く。

保育園から始まった、
お菓子作りの道

お菓子作りを志したのは、本当にまだ小さい、保育園くらいの頃だったと思います。元々、ケーキを食べるのが好きで、そこから少しずつ自分でもつくるようになり、気が付けば「将来はお菓子作りをしたい!」と感じていました。 もちろん、成長する中では少しくらいその想いがブレたこともありました。けれど、結局はお菓子作りという最初の夢に戻っちゃうんです。そのため、卒業後は迷わず小さなパティスリーへ就職しました。
オーナーが個人で営まれているそのお店は、地元で愛されている地域密着型の店舗。日々、ケーキなどをつくりながら、目の前のお客様においしさをお届けしていました。……ところが、やはり店舗経営とは難しいもので、私が入って一年ほど経った後、あえなくお店が閉店! 考えもしなかった事態に驚くと共に、より理想的なお菓子作りの環境を探し始めました。
その中で見つけたのが、アイビーカンパニーが展開する、東大島セントラルキッチンです。それまで小さな個人店で働いていたこともあり、次は大きな工場で技術を学びたいと考えていたことや、以前から知っていたパティスリーキハチの味に興味を抱いていたことが、入社の決め手です。もちろん、技術面に対する不安もありましたよ。まだ社会人になって数年しか経っていない自分に、ちゃんと務まるんだろうか……と、いらぬプレッシャーを抱いていました。実際に入社すると、ちゃんとステップを踏んで教えて頂けることが分かったので、それほど心配する必要もなかったのですが。

品質へのこだわりを、
自分のものに

生菓子も焼菓子も扱う東大島セントラルキッチンにおいて、私はまず生菓子の調理からスタートしました。ナッペや絞りといった、基本的なポジションの担当です。基本とはいっても、ナッペや絞りはお菓子作りにおいて重要な、基礎作業のひとつ。疎かにしてはいけません。そのため、特に最初の頃は、とにかく努力したことを覚えています。仕事後、自主的に残って練習をしてみたり、時には家でもやってみたり。あの頃は、「練習あるのみ!」って感じでしたね。
また、パティスリーキハチの品質を生み出すために、様々な指導もして頂きました。先ほどのナッペ一つにしても、クリームに小さな気泡や空気の穴、線などが入っていると、「こんな半端なものじゃダメ」とチェックされます。これまで感じたことのなかったクオリティへのこだわりを目の当たりにし、緊張すると同時に「ここに入って良かった」と思いました。
その後、二年ほど生菓子の調理を学び、2017年からは焼菓子に携わっています。仕込みや焼成といった作業は、ちょっとしたミスで仕上がりに影響を及ぼすため、一切、手は抜けません。とはいえ、東大島セントラルキッチンは働く人の環境をすごく大切にしているので、希望した日にちゃんとお休みがとれますし、勤務時間も早番が中心なので体力的な不安は感じていません。もちろん、クリスマスシーズンなど、忙しい時期はありますけれど。

知識と技術が、
自分の夢と繋がる場所

様々な作業を担当してきましたが、いま一番好きなのは「仕込み」です。特に焼菓子の仕込みは、少し混ぜすぎるだけでも状態が変わってしまう難しい作業。それだけに、上手くできた時の達成感があります。試行錯誤を重ね、ベストな仕込みの具合を覚え、その結果としてキレイに焼き上がったお菓子を見た際の喜びは、何にも代えがたいものがあります。また、これは個人的な感覚なのですが、ゆったりと作業をしているよりも、次々と予定をこなしていく方が好き。そのため、「まずはあの仕込みをして、次はあれのチェックをして……」と常に先を考えながらテキパキ動いています。
そんな性格が幸いしたのか、以前、先輩からいまでも忘れられないひと言を頂きました。2017年に焼菓子の担当へ移って間もなく、仕込みの作業を繰り返していた頃の話です。元々、焼菓子をやってみたかったこともあり、自分なりに精一杯、作業に取り組んでいました。そんな折、ふいに先輩から「内山さんの仕込みが一番早いね」と言ってもらえたんです。作業の中で思いがけず頂いたひと言だったのですが、ちゃんと努力が身になったような感覚を覚え、すごく嬉しかった記憶があります。
これからの目標は、知識を増やして、いつか自分でお菓子を考えられるようになること。工場内には、商品開発をご担当されている方々もいらっしゃいますが、そうした姿を見て憧れると共に「いつか自分もやってやるぞ」とモチベーションを感じます。東大島セントラルキッチンは、高品質のお菓子作りを学ぶことができ、その知識をキャリアに変えることができる職場。これからも将来を見据えながら、目の前の仕事に取り組んでいこうと思います。